手作りフードは皮膚病対策に有効なのか!?
私は有効だと考えています!
もちろん獣医師によっては素人が手作りフードを愛犬に与えることを反対する人もいます。
手作りフードを愛犬に与えることでのメリット・デメリットを解説します。
私自身はデメリットよりもメリットの方が多いと感じ、手作りフードとドッグフードを併用して与えてます。
結果として、愛犬のアレルギー性皮膚炎を抑えることも出来ているので、手作りフードを与えることで、愛犬の皮膚病にも効果があると感じています。
手作りフードを通じて腸活をすることで、さらに効果向上する
フードを手作りする際に、腸活を意識して、作ることで愛犬の免疫力向上などにもつながります。
手作りフードを与える時の注意点
食物アレルギー
愛犬との相性
犬によっては手作りフードと合わないことも考えられます。
中にはフードを変えることで、下痢になったり、消化不良を起こす可能性があります。
手作りフードを与える際は少量あたえて、徐々に増やしていくようにしましょう。
またフードを変えてからは毎日毛ヅヤやうんちの色、量、尿の色や量など細かく愛犬の様子をチェックしましょう!
栄養素が偏らないように計算する
栄養素が偏らないようにするにはまずカロリー計算とタンパク質摂取量の計算が必要です。
計算方法はさまざま存在しますが、今回紹介するのは実際に私が愛犬に与えているフードの計算方法です。
出来れば、今与えているフードと同じくらいのカロリー、タンパク質摂取量になるように調整するのが一番良いと思います。この後紹介する計算方法での計算と実際に与えているフードのカロリーを比較して、与えすぎ、少なすぎにならないように注意しましょう。
カロリー計算方法
カロリー計算ではDER,RERといった用語が使われます。
- DER
-
1日当たりのエネルギー要求量のこと。計算にはRER×係数が使われる。
一般的に使用される係数は以下の通り。
- 1歳以上の成犬=1.8
- 不妊手術済みの犬=1.6
- 活動的な犬=1.6
- 肥満傾向の犬=1.4
- 減量中の犬=1.0
- 集中治療中の犬=1.0
- 増量中の犬=1.2~1.4
- 妊娠期の犬=1.8~3.0
- 泌乳期の犬=4~8
- 成長期の犬=3
- 老犬=1.4
- RER
-
安静時エネルギー要求量のこと。健常な動物が、気温は中程度の環境で休んでいるが絶食はしていない状態でのエネルギー要求量」と定義されています。
計算方法は70×代謝体重となります。
- 代謝体重
-
愛犬の体重の0.75乗の体重です。
計算方法は体重を3乗して√を2回求めれば計算できます。
タンパク質摂取量の計算方法
計算方法はさまざまありますが、目安として
代謝体重×4.3g~5g
が推奨とされています。
このタンパク質量は動物性タンパク質(肉や魚)の場合となります。
計算例
体重5kg、1歳の成犬の場合
代謝体重=5×5×5×√×√=3.343…
RER=3.343×70=234.01
DER=234.01×1.8=421.218cal
タンパク質摂取量=3.343×4.3g=14.37g
面倒な計算をせずとも便利なツールがあります
ここまでの計算を自分でやっても良いのですが、計算が面倒な方は便利なツールを使うことをオススメします!
オススメの手作りフード
野菜スープ
キャベツ、大根、にんじん、さつまいもといった好みの野菜を細かく切って、スープにしましょう。
味付けはしない、もしくは昆布や鰹節でとった出汁、またはトマトを使ってミネストローネ風にするのも美味しくてオススメです。
鶏肉や豚肉を使ったスープ
さきほどの野菜スープに加えて、鶏肉や豚肉を細かくしたお肉を加えるのもオススメです。
与えるお肉の量はタンパク質摂取量で計算して与えるようにしましょう!
おじや
野菜スープや鶏肉、豚肉のスープにご飯を加えることでおじやにして与えることもオススメです。
ここまでくるとちょっと味の薄い人間の食事と同じ。
当然、美味しいですし、美味しいものを食べたら喜ぶのは犬も人間も同じです!
相性はありますが、できる限り美味しい食事を与えて、愛犬の幸福度を上げていきましょう!
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