犬の皮膚に良い?愛犬に食べさせた方が良い食材4選
- 愛犬がアレルギー性皮膚炎や膿皮症などの皮膚病で困っている人
- 愛犬の健康状態が気になり、フードの変更を検討している人
- 手作りフードに変更したいが、どんな食材を使えば良いか迷っている人
今回は犬の皮膚に良い、愛犬にぜひ食べさせた方が良い食材を4つ紹介します!
どれもスーパーで買えるものばかりで、すぐにでもごはんやおやつに取り入れることができる食材です!
犬の皮膚ケアに食事で対策できるのか?
人間だと食べ過ぎたり、飲み過ぎたりすると肌荒れするから食事が皮膚ケアになることはわかるけど犬も同じなの?
犬も同じように食事で皮膚ケアはできるよ!
本当に愛犬の皮膚ケアを食事で対策できるのかという点は気になると思います。
実際に私の愛犬もアレルギー性皮膚炎で悩んでいるので、実体験も交えて解説します。
結論 できる!
まず結論、愛犬の皮膚ケア対策に食事というのはとても有効だと感じています。
実際に私も愛犬の皮膚ケアに食事療法を取り入れていますし、獣医師の研究でも犬の皮膚と食事の関係性が研究されており、アレルギーの治療を食事療法のみでおこない、寛解(アレルギーはなくなっていないが、皮膚炎の症状は完治した状態)しているケースもあります。
なぜ愛犬の皮膚ケア対策に食事が有効なのか、という点について解説します。
犬の皮膚と腸は密接に関係している
まず犬の皮膚というのは腸と密接に関係しています。
犬の皮膚病が悪性化すると、肌のバリア機能が壊れてきます。
そのため、犬の身体の内側から、肌バリア機能をサポートする栄養を届けてあげなければいけません。
人間と同じように犬も腸から栄養を吸収して全身に届けます。
つまり腸が健康的に活動をしていれば、食事から効率よく栄養を吸収し、全身に届けることができますし、肌バリア機能をサポートしてくれる栄養素も届くようになります。
そのため、犬の皮膚と腸はとても密接な関係性があります。
犬のアレルギー性皮膚炎の対策として動物病院によっては食事療法を中心に治療する病院も少なくありません。
もちろんステロイドや痒み止めといった薬を投薬することも可能ですが、薬は犬の体に負担となってしまい、薬がないと生きていけない体になってしまうからです。
そのため、現在では食事療法を中心にアレルギー性皮膚炎の対策を治療している動物病院も増えてきています。
腸が健康になることで免疫力向上につながる
特に感染系の犬の皮膚病(マラセチアや膿皮症など)では、菌や虫に対する免疫力が必要となり、アレルギー性皮膚炎では、免疫バランスがポイントになります。
全ての皮膚病において犬の免疫力をバランス良くキープすることが大切になります。
犬の腸を健康に保つことは、免疫力向上につながります。
なぜなら小腸には、免疫細胞の60%以上が集まっているからです。
腸の健康によって小腸の中にある免疫細胞のパワーがあがり、免疫力の向上につながります。
犬の皮膚ケアにつながる栄養素一覧
犬の皮膚ケアにつながる栄養素は全部で4つあります。
食材 | 期待できる効果 |
---|---|
オメガ3必須脂肪酸 | 体の中で皮膚の炎症を抑える働き |
ビタミンA | 皮膚や粘膜の強化と免疫機能の維持 |
食物繊維 | 整腸作用 |
食物酵素 | 胃腸の負担を軽減する消化酵素や免疫力向上につながる代謝酵素の働きを活発にする効果 |
これらの栄養素がふんだんに含まれている食材を4つ紹介します。
犬の皮膚に良い食材4選
犬の皮膚に良い食材は全部で4つあります。
そのどれもがどこのスーパーでも手に入る食材なので、愛犬に与えてみましょう!
これらの食材を使った栄養たっぷりな手作りフードの作り方は別記事で紹介しているので、そちらもご覧ください。
納豆・ヨーグルト・甘酒(発酵食材)
納豆やヨーグルトなどの発酵食品は健康に役立つと言われています。
特に食材に含まれている「菌」が酵素の働きを活性化させたり、腸内環境を整えるのに役立ちます。
納豆の納豆菌には、菌が生み出す「ナットウキナーゼ」という酵素に、血栓を溶かす働きがあります。
ヨーグルトには、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、お腹の中の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きをします
甘酒にはさまざまな酵素が含まれており、その種類なんと300種類以上!
消化吸収を助ける酵素や、体の代謝に必要な酵素などが含まれるといわれています。
- ヨーグルトを愛犬に与えるときは必ずプレーンヨーグルトを選びましょう
- 甘酒を愛犬に与えるときは必ずアルコールが入っていない「米麹」、さらに「食塩・砂糖不使用」タイプを選びましょう
バナナ・さつまいも・ハチミツ(オリゴ糖)
オリゴ糖には腸内の善玉菌やビフィズス菌に働きかけて、便秘の改善をしたり腸内環境を整える働きがあります。
善玉菌に対して増殖する働きかけをするので、腸内環境がより整いやすくなります。
特にハチミツの中でもマヌカハニーは抗菌活性が高い成分メチルグリオキサールが豊富に含まれているので、オリゴ糖による整腸作用だけでなく、抗菌作用にも期待できます。
特性腸活ヨーグルトの詳しい作り方は別記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。
大根・りんご・きのこ類(食物繊維)
食物繊維には胃腸の働きを良くする効果があり、免疫力向上につながります。
中でもりんごはオススメです。
りんごにはペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が多く含まれています。
ペクチンは水溶性の食物繊維です。
- 吸着力があり、ネバネバしている
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胃腸内をゆっくり移動していくため、糖質の吸収をおだやかにして食後血糖値の急な上昇をおさえます。
- コレステロールを低下させる効果も
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小腸でコレステロールや胆汁酸を吸収して、スムーズに体外に排泄できるようサポートします。
先ほど紹介した腸活ヨーグルトにりんごを加えるのもオススメです。
また大根やキノコ類は野菜スープにして、ドッグフードへのトッピングとして与えるのがオススメです。
別記事で野菜スープの作り方について解説しているので、野菜スープについて気になる人は別記事をどうぞ!
イワシなどの魚類・エゴマ油など(オメガ3必須脂肪酸)
最後に紹介するのはオメガ3必須脂肪酸です。
- オメガ3必須脂肪酸とは
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脂質は、タンパク質・糖質に並んで健康な体を支える三大栄養素の一つです。
脂質を構成している「脂肪酸」には色々な種類がありますが、中でも体内で合成できず、日々の食事から摂取しなければならないものを「必須脂肪酸」と言います。
オメガ3脂肪酸は、「αリノレン酸」「EPA」「DHA」という3つの必須脂肪酸の総称です。
- オメガ3必須脂肪酸をとることのメリットは?
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健康な皮膚や脳を保つために欠かせない栄養素で、関節や内臓の炎症を抑えたり、アレルギーを抑えたりするほか、血流をよくする働きもあります。
魚類にアレルギーがなければ、イワシなどを与えるのが良いですが、アレルギーがある場合はエゴマ油をごはんに少しかけてあげるだけでも十分だと思います。
特にエゴマ油は味にクセがないので、気軽にトッピングできてオススメです!
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